マンション売却のときに業者の評判を参考にするメリットとデメリット

マンション売却を検討するときにはどの業者に相談すべきかで悩んでしまうことがよくあります。どの業者に仲介してもらったかで売値が大きく変わってしまうこともあれば、売れるまでにかかる期間が違うこともあるからです。

評判が良い業者なら大丈夫と思う人もいますが、本当にそうなのかをメリットとデメリットを考えることで確認しておきましょう。

→マンションの売却!内覧の後に断られたら

評判が良ければリスクは低い

評判が良い不動産業者に仲介してもらってマンションを売却するメリットとしてまず挙げられるのはリスクが低いことです。評判が良いということは詐欺の被害に遭ってしまったり、不満を抱くような対応をされてしまったりしたケースが少ないということがわかります。

相談を始めた段階でこのくらいの金額で売れるだろうと思っていたけれど、実際にマンションが売れたときにはずっと低い金額だったということもほとんどないと考えることが可能です。また、他の不動産業者に比べて魅力的な対応があったことによって高評価になっている場合もあります。

大きなトラブルが起こってしまったり、他の業者の方が良かったと思われてしまったりしたら評判が下がるのは明らかです。そのため、まず安心して利用できる業者だと判断することができるでしょう。

マンション売却によって大儲けをすることはできなかったとしても、相場くらいでは売れる可能性が高いと考えられます。失敗のリスクが怖いという人は評判が良い業者を選んでおくのは無難な考え方です。

同じ業者でも対応が違うことがある

評判を判断基準にしてマンションの売却を依頼する業者を決めてしまうデメリットとして、同じ業者でも担当者によって対応が違ってしまい、実はひどい対応をされてしまうケースもあることが挙げられます。参考資料…マンション売却の心得 > マンションの売却

特に大手の不動産業者の口コミ評価から判断したという場合には珍しくないトラブルです。例えば、A市にある店舗でマンションの売却を依頼した人が懇切丁寧な対応を受けて、想定していたよりもスムーズに売れて良かったと感じていたとしましょう。

しかし、B市では対応がずさんで販売活動もあまり上手ではなく、2ヶ月以内には売りたかったのに半年経ってもまだ売れないという状況になっている場合もあります。複数の店舗がある場合にはスタッフが違うので対応も異なってしまうことは否めません。

業者単位で評判の良さを見てしまうとあの店舗は大丈夫だけれど、この店舗はひどいといった形で、店舗ごとの対応の良し悪しを判断しにくいので注意しましょう。同じ店舗であったとしても担当者によってかなり対応に違いがある場合もあります。

究極には担当者ごとの口コミで判断しなければなりませんが、せめて店舗別の評判を確認して利用することが大切です。口コミ評判を見るときにもどの店舗でのことなのかを確認するようにしましょう。

なぜ評判が良いか悪いかを確認しよう

評判が良い業者を選べばリスクが低いと安直に考えることはできますが、その業者の対応やサービスが他人にとっては良いものであったとしても自分にとっては魅力がないということもあります。逆に評判がかなり悪い業者だけれど、自分にとっては特に悪いことは何もないということもあるので気をつけなければなりません。

なぜ評判が良い業者なのか、どうしてこんなに評判が悪い業者なのかを個々に確認してみましょう。まずは高評判の業者から手をつけて、自分に合っているサービスを提供してくれているのかを確認するのが賢明です。例えば、マンションを売ろうとしたときに相場がどのくらいかを丁寧に説明してくれて、販売価格を決める上でどういう戦略があるかを詳細に教えてくれる業者もあるでしょう。

その説明に納得して販売してもらったら言っていた通りの価格で売れて満足したという人の口コミがあるかもしれません。確かに納得できる価格で売れたから良いのかもしれませんが、実は相場よりも高めの価格を付けて販売しても買い手が見つかった可能性もないわけではないでしょう。

また、延々と説明をされてしまって時間を取られ、よく内容も理解できなくて散々だったと考える人もいるかもしれません。懇切丁寧なサービスが魅力と感じる人にはとても良い業者ですが、反感や疑念を抱く人もいるのです。

一方、評判が悪い業者の例として全く逆のパターンがあります。相場はこのくらいだけれど、売れるかもしれないからもっと高い価格で販売してみようと話を持ちかけ、結局売れなくて価格を下げたというのがよくあるものです。

このような状況に関する口コミだけでは業者の真意はわからないでしょう。本当に売れると思って高めに販売してみたけれどダメだったのか、査定価格を上げて媒介契約先として選んでもらおうとしたのかははっきりとしないのです。

前者であれば善意のアドバイスをしてくれる業者だという点でプラス評価にもできます。ただ、結果が悪かったというだけで業者が悪いと判断され、評判が下がってしまっているケースも少なくないのです。

評判が良い業者を使うなら

評判が良い業者を使うのは決して悪いことではありませんが、期待を裏切られたときに大きなショックを受けることになりかねません。大切なのは口コミ情報などを十分に集めて、なぜ評判が良いのか、自分にとって業者の魅力がメリットをもたらしてくれるのかをよく考えて決めることです。

それを怠って安易に業者の人気だけで決めてしまうと後悔しかねないので注意しましょう。

評判が悪い業者を使う意味はあるか

評判が悪い業者も候補にしてみた方が良いのかと悩む人もいるでしょう。アドバイスが裏目に出たケースが目立つと評判が悪くなってしまうのは確かですが、中にはアドバイスのお陰で想定以上にマンションを高く売れたり、早く売れたりした場合もあるでしょう。

それに期待して相談を持ちかけるのも悪い判断ではありません。しかし、成功率が高いなら評判の良い業者になっている可能性が高いということも念頭に置いておく必要があります。評判が悪いということはかなりの確率でアドバイスが裏目に出てしまっていて、マンションを売ろうとした人が損をした気分になってしまっていることを意味しているのです。

そのリスクを負ってまで利用するかどうかは自分で判断しなければなりません。何が問題になっている業者なのかを明確にした上で仲介を依頼するかを決めるようにしましょう。